この記事では、ゴルフ弾道測定器のおすすめについて書いています。
みなさんは、ゴルフ練習の際どのような環境で練習しているでしょうか。
家の近くのゴルフ練習場?インドアゴルフ?それとも自宅のお庭に設置したネットの中…?
様々あると思いますが、ゴルフ練習には弾道測定器を取り入れることで練習の質が大きく変わります。
今、ゴルフは感覚よりも「データ」やそれに基づいた「エビデンス」に目を向けた練習が大切とされています。
そのためにも、自分のスイングや球質がどうなっているのかを、データで知る必要があるので、弾道測定器があれば、上達やゴルフへの理解も一気に早くなります。
今回は、ゴルフ弾道測定器のおすすめをテーマにメリット・デメリットを解説。選び方から、人気のおすすめ製品をご紹介します。
ゴルフ弾道測定器で1番おすすめなのが、【GARMIN Approach R10】
レーザー距離計やゴルフウォッチで有名なGARMIN社のApproachシリーズ。
Approach R10は、手のひらサイズのコンパクトの弾道測定器。
その見た目からは想像もできない高性能な弾道測定器で、ボールのスピン軸や、クラブ軌道までもが解析可能!
10万円を切る価格を実現し、14種類以上データを分析できるコストパフォーマンスを誇り、小型弾道測定器の中では間違いなく上位クラス。
リアルなシミュレーションラウンドモードも、スコアメイクを考えるゴルフ脳を育てます。

ゴルフ弾道測定器でどんなデータが得られる?
まずはゴルフ弾道測定器を使って、どんなデータが得られるのかを見ていきましょう。
弾道測定器で計測できるのは、大きく分けてボールデータとクラブデータの2つです。
ボールデータは
- ボール初速
- 飛距離
- 打ち出し角
- スピン量
- 左右ブレ
などのボールの動きに関するデータとなります。
一方、クラブデータというのは
- ヘッドスピード
- ミート率
- クラブパス
- アタックアングル
- フェースアングル
- 打点位置
といったクラブの動きに関するデータです。
弾道測定器を使うメリットは?
近年、特にゴルフ業界においては「科学的根拠(データ)に基づいた練習」が注目されているんです。
プロゴルフ界や、レッスン業界においても、スーパースローカメラや、弾道測定器を使用することにより、感覚的なものよりもエビデンスを取得していく傾向が強いです。
どんな練習場でもデータが取れる
例えば、普段通っている練習場が奥行き100yard前後しかなく、番手によって実際のキャリーがわからないといったことはありませんか?
練習の質が上がっていくことで、コースでも自信を持って自分の距離を打っていけるようになるはずです。
インパクトの効率性を高められる
ゴルフは”インパクトで決まる”と言っても過言ではありません!
インパクト効率が良くなることで、その番手の持つ飛距離を出すことができ、方向性も良くなっていくのです。
ミート率は、「ボール初速÷ヘッドスピード」で計算でき、ほとんどの弾道測定器で自動計測可能です。
スイングの傾向がみえてくる
例えば、クラブパスやフェースアングルまで解析できる高性能な弾道測定器があります。
この項目まで可視化することができれば、自分がどういったスイングの傾向になっているのかまで分析ができますよね。
ショットの傾向の根本的な分析を行いながらコーチングを受けたり、日々の練習で意識すべきポイントがわかることで効率のいい練習にもつながります!
弾道測定器を使うデメリットは?
種類が多く選びにくい
とにかく弾道測定器は種類が多いので、自分に合ったものを探すのが大変です。
それだけ飛距離データやヘッドスピード計測などの技術が確立されてきた証拠でもあります!
ですが、価格も高いので、失敗したくない!という気持ちも出てくるかもしれません。
種類を絞っていくためにも、今回の記事を参考にしてみてください。
ボールによって結果に差が出てしまう
特に練習場などのレンジボールで計測をしている場合、コースボールを使った時の飛距離とは差が出てしまうことがあるということです。
練習用のレンジボールと、コース用ボールでは性能も異なりますよね。
練習場に弾道測定器を持ち込んで打つ場合、コースボールは打てないので、コースボールの飛距離をある程度補正して考えなければいけません。
データ(数値)に関する知識が必要
弾道測定器を買っても、数値の見方、データの見方、そしてその結果からどうすれば数値改善ができるかなどは、結構専門的なんですよね。
細かな項目まで計測可能なものであれば、専門的なコーチングを受ける際に出てくる用語や、それに伴うデータの理解が必要なので、それなりに勉強が必要になってくるでしょう。
ゴルフ弾道測定器の選び方

性能レベルで選ぶ
弾道測定器は様々なモデルがありますが、自分のレベルや必要に応じた性能のモデルを手に入れることも大事です!
まだゴルフを始めて間もなければ、操作が簡単で、わかりやすく、必要最低限のデータが得られるエントリーモデルでも十分。
一方で、細かいデータを取っていきたい上級者や、コーチングを受けるためにレッスンスタジオで使用する際などは、ボールのスピン軸やクラブパス、フェースアングルまで細かに計測できるハイエンド機種もおすすめです。
価格で選ぶ
弾道計測器の価格はかなりの幅があり、比較的価格の抑えられたエントリーモデルでは数万円、プロ仕様の高性能なものでは数百万円にもなります。
だからこそ、予算を考慮した価格帯もしっかり考える必要があります。
- ~15万円→簡易ヘッドスピード測定器や小型弾道測定器
- 15万円~30万円→ミドルレンジの高性能弾道測定器
- 50万円~100万円→プロ仕様の超高精度ハイエンドモデル
といったイメージで、予算やご自身の環境を考慮して選んでいきましょう。
タイプで選ぶ
【高速カメラ式】
例えば、自宅の室内や庭などでネットに向かって練習する場合と、屋外の練習場やコースにも持ち出す場合では、適した弾道測定器は変わってきます。
短い距離でも正確なデータの取得や、入射角やフェースアングルといった計測が難しいものでも素早く正確に捉えることが可能です。
赤外線でボールを認識できる機能で、照明の暗い環境でもより詳細なデータを精度高く取得できるので、あまり環境に左右されないところもメリットでしょう
【レーダー式】
屋外の練習場などで弾道の実データを計測するならレーダー式がおすすめ。
レーダー式は軽量でコンパクトなので、頻繁に持ち運ぶならこちらのほうがメリットがあります。
また、レーダー式は後方数メートルの設置スペースが必要なので、室内などではなく練習場や打席が広めのドライビングレンジなどで使用するほうが良いでしょう。
スマートフォンとの連携性で選ぶ
もちろん、専用アプリを使ってさらに便利に楽しく使える弾道測定器も多くあります。
専用アプリの使い勝手や表示インターフェース、データ管理のしやすさはそれぞれ差がありますが、コースシミュレーションやオンライン対戦機能といったゲーム性も備えた機種まで様々。
ゴルフ弾道測定器おすすめ5選

ここからは、ゴルフ弾道測定器おすすめ5選を紹介します。
Voice Caddie スイングキャディ SC4
メーカー | Voice Caddie |
---|---|
シリーズ | スイングキャディ |
タイプ | レーダー式 |
サイズ | 124×193×29mm |
重量 | 589.5g |
充電方式 | USB Type-C |
スマートフォン連携 | E6 CONNECT |
高精度な測定で信頼性の高い、大人気弾道測定器「スイングキャディ SC4」。
すべてのデータ項目を本体の画面のみで表示可能となっているので、即座に自己分析が可能!
これはストレスがなく非常に嬉しいですよね。
- 練習場ボールの飛距離を補正できるイコライザーを搭載
- バックスピン量や打ち出し方向まで正確に測定できる
- 専用アプリでスマホと連携し、充実した機能が使用可能
- スイングや球質、コースを意識したトータルな自己分析を行いたい
- スマートフォンやタブレット連携でラウンドモードも楽しみたい

Voice Caddie SC300i
メーカー | Voice Caddie |
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シリーズ | スイングキャディ |
タイプ | レーダー式 |
サイズ | 164(W)×118(H)×29(D)mm |
重量 | 435g |
充電方式 | USB Type-C |
スマートフォン連携 | My Swing Caddie |
Voice Caddie製スイングキャディシリーズの中でも、コンパクト&高性能で人気の高いSC300i。
基本的なデータ収集の性能と精度はきちんと備えていながら、価格がSC4より半分以下の4万円を切る価格に抑えられている点がポイント。
SC4と同じ実際の弾道をレーダーが追うドップラーレーダー方式を採用し、後方1.5mを空けたスペースに設置するだけで素早く正確なデータを測定表示。
My Swing Caddieという専用アプリを使えば、よりわかりやすく見やすいプラットフォームであなたのショットデータを分析可能です。
スイング動画と一緒にデータ分析できる機能がついているのもスイングキャディシリーズの嬉しいポイントですよね。
置く場所に困らないので、普段の練習場で練習の質を高めていきたい中級者にもおすすめです!
初めて弾道測定器を買う方にもおすすめできるコストパフォーマンスが抜群の弾道測定器と言ってもいいでしょう。
- 置く場所や収納場所に困らないコンパクトボディ
- 手に入れやすい価格帯で高性能
- 初めて弾道測定器を買いたいけど、 何を買っていいかわからない
- 長く使いたいので安心できる性能の良いものがほしい
- 価格をなるべく抑えたい

ラプソード モバイルトレーサー MLM(Mobile Launch Moniter)
メーカー | Rapsodo |
---|---|
シリーズ | MLM |
タイプ | レーダー式 |
サイズ | – |
重量 | 286g |
充電方式 | USB Type-C |
スマートフォン連携 | Android 非対応 |
対応しているのはiPhoneのみですが、アプリと連携させたiPhoneを、小型の機械に設置するだけで完結する弾道測定器です。
計測できる項目は、飛距離、ボール初速、ヘッドスピード、打ち出し角、打ち出し方向、ミート率の6項目。
ボールが上手く飛ぶようになってきた初心者にも、これだけ計測できれば必要十分なのでおすすめです。
ゴルフのテレビ中継や、YouTubeなどでもよく見る弾道の軌跡を表示できるショットトレーサー機能付きなので、映像を見ながら楽しく練習!
動画を保存して自分のスイング動画をSNSにサクッとアップ。
iPhoneユーザーにおすすめの、気軽さと手軽さがポイントの弾道測定器です。
- スマホと小型の機械のみで完結する弾道測定器
- テレビ中継やYouTubeなどで見るショットトレーサー機能付き
- 価格をなるべく抑えたい
- とにかく気軽に、どこでも弾道測定をしたい
- SNSなどに自分のスイング動画をアップしたい

GARMIN Approach R10
メーカー | GARMIN |
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シリーズ | Approachシリーズ |
タイプ | レーダー式 |
サイズ | 88(W)×70(H)×25(D)mm |
重量 | 220.8g |
充電方式 | micro USB |
スマートフォン連携 | Garmin Golfアプリ |
GARMINといえば、高性能な距離計や、高精度のGPS機能を搭載したゴルフウォッチなどで名前を聞いたことがあるかと思います。
Approach R10は、まずコンパクトな見た目で軽量なところが嬉しいポイントです。
10時間のバッテリーを備えているので、気軽にいつもの練習場に持ち込んだり、インドアでも使用できます。
価格は10万円以下という驚きのコスパを実現しながら、ドップラーレーダー方式で14種類ものデータを一気に計測!
キャリー、トータル飛距離、スピン量はもちろん、フェースアングルやクラブパス(スイング軌道)まで解析できるため、ボールが曲がる原因もしっかり分析可能です。
三脚仕様で、設置もする時も安定してくれるので安心です。
- 米国GARMIN社の信頼性の高いアイテム
- フェースアングル、クラブパスまで解析可能なプロ仕様の高性能さ
- 10万円を切る価格帯
- 距離計やゴルフウォッチにGARMIN製のものを使用している
- スマートフォンでのアプリ連携などが好き
- 多くの詳細なデータを一気に分析したい

SkyTrak
メーカー | SkyTrak |
---|---|
シリーズ | ‐ |
タイプ | 高速カメラ式 |
サイズ | 147(W)×173(H)×62(D)mm |
重量 | 725g |
電源 | AC電源 |
スマートフォン連携 | あり |
スカイトラックは、ゴルフショップの試打コーナーでもよく見かける高性能カメラ式弾道計測器です。
30万円近くの価格なので、個人が市販で購入できるものでは高価格帯に入ってきます。
カメラ式なので打球直後のボールを高速撮影!
ボールスピード・打ち出し角・バックスピン量を正確に測定してくれるため、弾道調整や飛距離アップのための弱点分析を可能にします。
専用ソフトとPCを連携し、本格的なゴルフシミュレーターとして名門コースをラウンドもできます。
重さも約700gと持ち運びやすく、自宅練習や室内ラウンド用にも非常に使い勝手がいい一台です。
- ゴルフショップの試打スペースでも使用される高性能カメラ式弾道測定器
- PCに接続して名門コースをラウンドシミュレーション可能
- 個人で市販でも購入できる中で人気の高いモデル
- 自宅の練習スペースを本格的インドア練習場へと変えたい
- 練習場やレッスンスタジオを経営されている方にも

ゴルフ弾道測定器に関するよくある質問
- ゴルフ弾道測定器はどこでも使えるの?
-
バッテリータイプのものであれば、基本的にどこでも使用できます。
ただ、設置場所を考えた時にそれぞれ適した場所がありますので注意しましょう。
小型のものは、後方1.5m~2.0mほどのスペースがあれば、室内や普段の屋外練習場などでも使えますよね。
ですが、サイズがやや大きく、自分の正面に設置するカメラ式弾道測定器などは、スイングする際に機械にあたってしまうような狭い場所に設置するのは非常に危険です。
普段利用する練習場などではなく、スペースのとれるインドア練習場などが適しているでしょう。
- どんなデータが計測できればいい?
-
これは、求めるレベルによって異なってきます。
基本的には、ボール初速、ヘッドスピード、ミート率、飛距離、打ち出し角、バックスピン量、左右ブレの7~8種類程度のデータ計測ができていれば、初心者・中級者には十分と言えます。
また、さらに上達をしたい方や上級者の方、レッスンで使用される場においては、これに加え「フェースアングル」や「アタックアングル(入射角)」「インパクト打点」など、より詳細なデータを必要とする場合があります。
- ボールの種類はデータに影響ある?
-
練習場などで使われているレンジボールでは、初速も出づらいので、飛距離も短く、スピン量が少なくなってしまう傾向にあります。
それらを補正してくれる機能のある弾道測定器もありますので、気になるようであればそちらがおすすめです
- プロでも弾道測定器を使用している?
-
プロこそ弾道測定器を使用しています。
なぜなら、現代のゴルフは科学的に根拠のある練習が求められていて、感覚よりも「エビデンス」が重視されるからです。
プロの現場でも使われる有名な弾道測定器が「GCQuad(GCクアッド)」。試合前の練習風景などでもよく見る、選手が自分の正面に設置しているのがこれです。
通常、個人では市販で購入することができない超高精度の弾道測定器ですが、質の高いゴルフレッスンスタジオなどでも取り入れている場合がありますので、ぜひ体験してみるのも面白いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はゴルフ弾道測定器の選び方とおすすめ製品をご紹介しました。
多くのアマチュアゴルファーは、普段の練習に気軽に取り入れられる小型の弾道測定器がおすすめです。
上級者や、練習場やレッスンスタジオを経営している方などは様々なデータを取得可能な超高精度弾道測定器も視野に入れて良いでしょう。
予算や、練習スペース、使用目的などを明確にして、最高の弾道測定器を手に入れゴルフをもっと上達させましょう!
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