この記事では、上級者向けゴルフボールについて書いています。
プロゴルファーや上級者の方がどのようなゴルフボールを使用しているか知っていますか?
古くよりプロゴルファーの現場で求められる性能を研究し開発され、今もなお実績を築き上げている有名なボールも存在します。
そんな上級者用のゴルフボールはどのようなものでしょうか?
今回は上級者用のゴルフボールの選び方から、上級者向けのおすすめゴルフボールをご紹介。
プロの世界で使用率の高いゴルフボールはどれなのかも見ていきましょう。
特におすすめなのが、『TalorMade(テーラーメイド) TP5』
ボール構造は5ピースという多層レイヤーで組まれ、それぞれに役割を持たせたハイパフォーマンスボールです。
マスターズ・トーナメントを制したローリー・マキロイも、このボールを使用していたことで話題になっています。
価格の割に非常に高性能なので、アマチュアゴルファーも使用しやすいはずです。
また、アライメントサポート機能の入ったクリアパスデザイン、ストライプデザインといった工夫もされているので、あなたのアライメントやパッティングを協力にサポートしてくれる強い味方になってくれます。

上級者向けゴルフボールの選び方

スピン系を選ぶ
スピン系ゴルフボールは、プロやゴルフ上級者がよく使っています。
その名の通りスピンがかかりやすいボールです。と説明しても良いのですがもう少し詳しく。
フェースに食いつくような打感は、弾くような手応えのディスタンス系のボールとはフィーリングはかなり違ってきます。
フェースにボールが一瞬乗るような感覚を大事にする上級者だからこそ、スピン系ボールがマッチするんです。
上級者にとっては、アプローチショットにおいても、このフェースへの「乗り感」がないと、安定した、意図した距離感を作りにくいと言われています。
スピン系のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
グリーンで止まりやすい ボールを曲げやすい 打感が柔らかく距離感覚が出やすい スピンがかかるので難しいグリーンでも止めやすい | ミートしないと飛距離が落ちやすい 着弾後にランが出にくい ミスショットでボールが曲がりやすい 性能を出すにはヘッドスピードが必要 価格が高価格帯 |
ウレタンカバーを選ぶ
ウレタン素材とは?
主にプロゴルファーが使用するスピン系ボールのカバー(表面)に使われるのがウレタン素材。
非常に柔らかい素材で、インパクト時の摩擦力が強くなるのでスピンがかかりやすく、ショートゲームでも高い効果を発揮!
スピン量や打感にこだわる上級者だからこそ、ウレタン素材である必要があります。
3ピース以上を選ぶ
そのボールが何層構造で作られているかでボールの性能が変化するので、上級者の方はチェックしておくポイントになります。
ボールにはそれぞれ、何層構造かの表記がありますが、2ピースは2層構造、3ピースは3層構造となります。
基本的に2ピースボールはディスタンス系や練習ボール、3ピース構造以上のボールはプロ仕様や上級者向けのものが多いのですが、どんな違いが出るのでしょうか?
3ピース以上を選ぶ理由
上級者向けのボールでは、ティーショットで飛距離を伸ばすためにドライバーは低スピン、硬いグリーンでもしっかり止めるためにウェッジは高スピンといったことを実現しなければいけません。
そのためにボール内部には、性質の異なる複数の層を作ることによって、インパクトの力の大きさによってその働きに違いが出るように設計されています!
「ドライバーは低スピン、ウェッジは高スピン」の効果を得たいなら、3ピース以上のボールを選びましょう。
上級者向けゴルフボールおすすめ7選

ここからは、上級者向けゴルフボールのおすすめを紹介します。
【Titleist(タイトリスト)】Pro v1
メーカー | Titleist |
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ボールタイプ | スピン系 |
弾道 | 中高弾道 |
カバー素材 | ウレタンエラストマー |
ピース数 | 3ピース |
カラー展開 | ホワイト/イエロー |
2000年に初めて登場し、今年25周年を迎えたハイパフォーマンスボール、Titleist Pro v1。
マスターズで活躍するトッププロたちから絶大な信頼を得ており、海外のツアープロの中でも圧倒的に使用率が高いため、上級者向けのボールとしてまず思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
アイアンもクリーンに打てばしっかりグリーンに止まるスピン量が出てくれるので、上級者が使うべき理想的なハイパフォーマンスボールといえます。

【Titleist(タイトリスト)】Pro v1x
メーカー | Titleist |
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ボールタイプ | スピン系 |
弾道 | 高弾道 |
カバー素材 | ウレタンエラストマー |
ピース数 | 4ピース |
カラー展開 | ホワイト/イエロー |
Pro V1xは、4ピース構造という点でPro v1と違っています。
やや硬めの仕上がりで、コアも含めた硬さのバランスなどに違いを出しているので、アマチュアでも打てば違いがわかるはずです。
スピン量は変わらないという人もいれば、50yardアプローチでのスピン量が「Prov1x」のほうが出てくれるといったこともあるようです。
ここは正直人によるでしょう。フィーリング重視で試してみることをおすすめします。

【SRIXON(スリクソン)】 NEW Z-STAR
メーカー | DUNLOP |
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ボールタイプ | スピン系 |
弾道 | 中高弾道 |
カバー素材 | 高スピンバイオウレタンカバー |
ピース数 | 3ピース |
カラー展開 | ホワイト/イエロー/オレンジ/ロイヤルグリーン |
SRIXON Z-STAR シリーズは、Z-STARの他「XV」「◆(ダイヤモンド)」の2種を含めた3種類のモデルが発売されています。
どのモデルを選んでも基本は「ドライバーは高初速低スピン、アプローチは高スピン」の性能は変わりません。
グリーン周りのアプローチ技術でバーディを狙ったり、パーを拾っていきたい人にはおすすめでしょう。

【SRIXON(スリクソン)】 NEW Z-STAR XV
メーカー | DUNLOP |
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ボールタイプ | スピン系 |
弾道 | 高弾道 |
カバー素材 | 高スピンバイオウレタンカバー |
ピース数 | 3ピース |
カラー展開 | ホワイト/イエロー/オレンジ/ロイヤルグリーン |
松山英樹選手も使用しているSRIXON Z-STAR XVシリーズ。
ドライバーショットのスピン量を抑え高い飛距離性能を持ちながら、高いスピン量でショートゲームをサポート。
松山英樹選手は、しっかりした打感と澄んだ音のするこのZ-STAR XVシリーズが自分には合っているそうです!
最後はパットの打感で決めるのも、上級者のボール選びの要素になります。
【BRIDGESTONE(ブリヂストン) 】 Tour B XS
メーカー | BRIDGESTONE |
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ボールタイプ | スピン系 |
弾道 | 中弾道 |
カバー素材 | REACTiV iQウレタンカバー |
ピース数 | 3ピース |
カラー展開 | 4色 |
タイガー・ウッズや、ジェイソン・デイらが開発に携わっているTOUR Bシリーズの「TOUR B X/XS」は、トッププロが勝利のために追求する「飛んで、止まる」という性能にフォーカス。
タイガー・ウッズは「ディープ感」という言葉を使い、ボールから感じるフィーリングを表現しています。
そんな天才的な技術と感覚を持つタイガーが求めたフィーリングを実現できた秘密は、ウレタンカバー素材に衝撃吸収材を配合していること。

【Callaway(キャロウェイ)】 CHROME TOUR X
メーカー | Callaway |
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ボールタイプ | スピン系 |
弾道 | 高弾道 |
カバー素材 | ハイパフォーマンス・ツアーウレタンソフトカバー |
ピース数 | 4ピース |
カラー展開 | ホワイト/イエロー |
飛距離性能とグリーン周りでのスピン性能を高い次元で両立した、プロや上級者に向けたツアークオリティボール「CHROME TOUR X」。
弾道の頂点から落ち際までを徹底的に分析して生まれた風に負けないボールを、Callaway契約プロである石川遼プロが検証し実証しています!
なぜCallawayはこのような風に影響されやすい落ち際の強さにこだわった空力を研究開発が出来たのでしょう?
それは、キャロウェイ傘下のTOPGOLFが展開する弾道計測システムの存在があります。
TOPGOLFのシステムは他の計測機器以上に、最高到達点から着弾までの間のボールの状態を解析する能力に優れているおかげで、シームレス・ツアーエアロの採用につながりました。

【TalorMade(テーラーメイド)】TP5
メーカー | TalorMade |
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ボールタイプ | スピン系 |
弾道 | 高弾道 |
カバー素材 | キャストウレタン |
ピース数 | 5ピース |
カラー展開 | ホワイト/イエローストライプ |
TalorMadeの上級者モデルとして定番となっているTP5。
TP5シリーズには「TP5」「TP5x」の2種類がありますが、マキロイは以前「TP5x」を使用していたものの、練習中にTP5のアイアンショットの打ち出し角が1°低いというデータと、TP5xと変わらないスピン量が出ていたというデータに気づき、直近に控えていた風の強い試合に向けて使用開始したそうです。
強風試合の中でも上手くワークしてくれたTP5を信頼し、2025年のマスターズも見事制しましたね。
プロ使用率が高いゴルフボールは?
圧倒的にTitleist Pro v1!

国外/国内、男子ツアー/女子ツアー含め、圧倒的にTitleistのPro v1の使用率が高いです。
全米オープンにおいても、連続使用率No1を獲得しています。
Titleist Pro v1は、常にゴルファーのパフォーマンスを最大に発揮するために日々研究と改良を重ねられています。
実績に裏打ちされた、信頼のあるゴルフボールであることは間違いないです。
まとめ
今回は上級者向けゴルフボールの選び方、上級者向けおすすめゴルフボールをご紹介しました。
ドライバーでの低スピンと、アプローチでの高スピンを実現するために、各社様々な工夫でハイパフォーマンスゴルフボールを研究・開発しているのがわかりますよね。
ゴルフクラブの進化とともに、ゴルフボールも日々進化し続けています。
ぜひいろいろ試して違いを感じながら、ベストなゴルフボールを見つけてみてください!
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